台湾修学旅行アカデミー by SNET台湾 第23回 台湾のエスニシティ 宮岡真央子(福岡大学)

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  • Опубликовано: 19 ноя 2024
  • 第23回の講師は福岡大学の宮岡真央子先生。宮岡先生のご専門は文化人類学で、ツォウを中心に台湾先住民族の社会と文化を調査するとともに、日本統治時代に台湾で活動した人類学者たちについても研究されています。
    今回のテーマは「台湾のエスニシティ」。これまで「台湾修学旅行アカデミー」では、多くの講師が台湾社会の「多様性」に言及してきました。「多様性」は台湾社会の魅力の源泉とも言えますが、台湾社会の特徴の一つである「多様性」を形作る主要な要因の一つが複雑な歴史過程を経て、今日台湾という「場」で共に暮らしている様々な民族集団=エスニック・グループ(台湾では「族群」という)の存在です。オーストロネシア語族系の先住民族から、17世紀から20世紀まで時代を超えて中国大陸から台湾に移り住んだ漢民族系の人々、さらには新たなエスニック・グループとして存在感を高めている「新住民」(1990年代以降、主に結婚を理由として東南アジアや中国大陸から来た人々)まで、その歴史と言語について宮岡先生にお話をうかがいます。近年、エスニシティ(民族性)の多様性に向き合うこと、「多文化共生」の重要性に対する認識が日本でも高まりつつありますが、台湾の経験はこの点で大きな示唆をもたらすことでしょう。
    宮岡先生のプロフィールは、以下のページをご覧ください。
    【プロフィール】
    researchmap.jp...
    本動画に関わりのある宮岡先生の著作に、「エスニシティ:台湾の先住民から考える」(昭和堂、上水流久彦・太田心平・尾崎孝宏・川口幸大編『東アジアで学ぶ文化人類学』115-130頁、2017年)があります。文化人類学の入門書のなかで、台湾の先住民族を主な事例としてエスニシティについて概説し、日本のアイヌ民族や中国の少数民族についても触れています。
    『東アジアで学ぶ文化人類学』出版社のページ
    www.showado-kyo...
    先住民族が9民族から16民族へと増加した現象に関する論文として「命名・分類、社会環境、民族意識:サアロアとカナカナブの正名にみる相互作用」(風響社『台湾原住民研究』19:22-46、2015年)があります。
    『台湾原住民研究』19号出版社のページ
    www.fukyo.co.jp...
    このほか、学校教育での先住民族の言語文化教育に関する調査報告として、「原住民族実験教育:台中市博屋瑪国民小学の事例を中心に」(『台湾原住民研究』23:165-177、2019年)、台湾における多様性の肯定に関するエッセイ「多様性と向き合う社会:台湾の多元文化と「郷土言語」教育」(福岡大学広報課編『七隈の杜』18:33-38、福岡大学、2018年)もあります。
    『台湾原住民研究』23号出版社のページ
    www.fukyo.co.jp...
    『七隈の杜』18号のPDFページ
    www.fukuoka-u....
    また、宮岡先生は、『みんなの台湾修学旅行ナビ』で「牡丹社事件紀念公園」(屏東県)、「阿里山逐鹿部落veoveoana」(嘉義県)、「台中市ポウマ国民小学校」(台中市)などのページを執筆されています。それぞれ、日台関係史の中での先住民族、先住民族と災害復興、民族教育という興味深いテーマを含んでいます。動画と併せてご一読ください。
    「牡丹社事件紀念公園」
    taiwan-shugaku...
    「阿里山逐鹿部落veoveoana」
    taiwan-shugaku...
    「台中市ポウマ国民小学校」
    taiwan-shugaku...
    #台湾 #エスニシティ #先住民族 #族群 #多様性 #多文化 #多言語 #多文化共生 #漢民族 #新住民 #民族 #文化人類学 #福岡大学

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